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お薬手帳ができるまで

写真:佐尾山 絢子ハザマ薬局 平野センター店
チーフスタッフ薬剤師

佐尾山 絢子

「おくすり手帳(健康手帳)」とは、患者さまが飲んでいるおくすりの名前や量、飲み方、使用法、注意事項管理の仕方などを記録しておく手帳ですが、弊社ハザマ薬局には、従来の薬歴だけの手帳から血圧、血糖、体重・BMIの数値を記入できるように改良し、患者さまと薬剤師、医師の三者がより患者さまの健康状態を把握しやすくなるおくすり手帳を考案した薬剤師がいます。
弊社 佐尾山 絢子にその時の様子を聞いてみました。

きっかけは、「血圧が高いので毎日薬局まで測りに来たい」という患者様の一言

「家には血圧計がないから、毎日ここに測りに来てもいいですか?」と、ある患者様がおっしゃいました。 毎日測りに来られるのはいいのですが、データの整理をどうしようかと思い、 エクセルの表を作って患者様の測定値を書き込める血圧記録の用紙を作りました。

また、そのデータを元にグラフを作り、患者様の健康状態が一目でわかるよう、工夫をしました。 これは、なかなかいいんじゃないか?と思い他の患者様にも勧めるようになりました。 患者様は、お薬手帳にエクセルで作った血圧記録の表を挟んでいらっしゃいますので、お薬と血圧のチェックが 同時にでき、病院で先生にほめられたと、喜ばれていました。 医師も、診察時のデータだけではなく、毎日のデータを知りたいと思われていたんです。

そのことを知った社長が、「これはおもしろい!」と、その年の学会でこの取り組みについて発表するように 勧めて下さいました。入社2年目のことです。薬剤師の現場からあがってきた発想を現実化した取り組みでしたので、 発表直後に、取材の申し込みが入るなど、評判は上場でした。

オリジナルの手帳ができるまで

学会発表から数ヵ月後、PharmaNextに、記事が掲載されました。すると、社長のお知り合いの薬局からも、うちでも使いたいとの問合せが!

社長といろいろと相談しているうちに、「お薬手帳に血圧記録の表を挟むのではなく、お薬手帳自身にデータを書き込めるようにしてはどうか?」とのご提案をいただき、血圧だけではなく、血糖値・体重・BMI表を備えた「あなたの検査結果が書き込めるオーダーメイドお薬手帳」を作ることになったんです。

現場の声を拾い上げてくれる社長だからこそ、このお薬手帳が出来たんだと思います。入社年数に関係なく、新しいことに挑戦できる社風は、ファルメディコの自慢です。

PharmaNext 2004年12月10日発行分より
(PDFファイル 約871KB)