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事業内容

臨床薬学研修センター

臨床薬学研修センター開設にあたって

近年、医療崩壊という言葉が、徐々に現実味を帯びてきました。地方のみならず、都市部の基幹病院でも内科医師の一斉退職や、小児科・産科の閉鎖など、我が国の地域医療は大きな危機に直面していると感じますし、私自身が臨床医として活動する中でも、さまざまな問題や矛盾点を痛感することは少なくありません。

医療崩壊の理由の一つは、圧倒的なマンパワー不足ではないかと思います。もちろん、医師の不足や偏在については議論があるでしょう。医師を増やすのもいずれ効果が出ると思いますが、それには約10年の歳月が必要です。 私は、今や、5万軒を超える薬局と、そこに勤務する12万人を越える薬剤師が、従来の処方箋調剤のみならず、在宅療養支援と補完医療の供給という二つの職能をチーム医療の一員として発揮するようになることは、必ずや、我が国の地域医療のマンパワー不足を解消する有効な手段の一つになると考えています。逆に言うと、これだけ地域における薬物治療の重要性が増しつつある現在の我が国において、薬局薬剤師が従来の処方箋調剤のみを行っているという状態を続けることは、非常に大きな社会的損失ではないかと考えています。

では、地域医療で活躍できる医療従事者としての薬剤師を育成するためには何が必要か、薬局が地域医療の中で医療提供施設となるためには何が必要か?この問いかけに対する私達の答えが、「臨床薬学研修センター」の開設です。「臨床」とは、病床に臨む、と書きます。薬局薬剤師にとってのベッドサイドは、地域の介護施設や居宅にあります。私達は、そのような「臨床」の現場で薬剤師が活躍するために必要な知識や技術を身につける場所として本センターを活用していきたいと考えております。

私達の取り組みは、まだまだ、始まったばかりですが、一歩一歩、試行錯誤を繰り返しながら、前進していきたいと思います。

平成20年6月4日 
代表取締役社長 
狭間 研至

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